The last thing I want to do is 〜の意味と使い方を解説します
こんにちは。
燻し英語です。
先日海外ドラマのSUITを見ていたらとあるフレーズに出会いました。
The last thing I want to do is sleep with your sister.
ハーヴィーがルイスに放ったセリフです。前に訳す上で間違えてしまったので僕は大丈夫だったんですが、これ
訳す上で結構間違えている人多いんです。
なので今回は海外ドラマでよく使われるフレーズであるthe last thing I want to~のフレーズについて解説しようと思います。
直訳では「最後にしたいこと」だと思いがちなんですが、実はそれは間違っているんです!
それではみていきましょう
前回の記事はこちら⇨Porn hubの日本一有名な英文を解説する
The last thing I want to do is〜の意味
The last thing I want to〜のthingとIの間には関係代名詞のthatが省略されています。
thingを先行詞に取ることによってthing I want to do「私がやりたいこと」になり形容詞のlastとくっついて一つの名詞句になっています。
「最後に私がやりたいこと」だと勘違いする方が多いですが、lastが形容詞で使われているのでそれは間違いです。「最後に」なら副詞を使わなければいけないので、at lastやin the endが適切です。
では正しい意味はどうなるかというと、「人生で一番やりたく無いこと」なんです。
有名なこのフレーズを使った例文を紹介します。
The last thing I want to do is hurt you.
君を傷つけることだけは絶対にしたくない。
want to doというのは基本的に、「今直ぐにやりたいこと」などに使われます。
しかし「優先順位的に最後である」というlastと共に使われることで、
「人生の一番最後の瞬間であればやりたい=絶対にしたく無い」
というニュアンスに変わるのです。
知らないと全く意味が変わってくるフレーズなのでここで覚えておきましょう。
isの後は動詞の原形からはじめる
気をつけなければいけない文法事項は、isの後は動詞の原形で始めなければいけないということです。
なぜなら I want to doの「to do」で終わっているからです。名詞で終わらせる場合はto doは必要ありません。
All I need to do is~(今私に必要なたった一つの事は〜することだ)という似た表現もありますがこちらもto doで終わっているので動詞の原形から始めなければいけません。
マライアキャリーの曲で有名なAll I want for Christmas is youのように、to doで終わっていない場合はyouのような名詞で終わることが可能です。
The last thing I want to do is の使用例
それでは実際の使用例をいくつかご紹介します。
contribute to~で「〜に貢献する」でmisunderstandingは「誤解」という意味なので、「絶対にその誤解に貢献するようなことはしたく無い」という意味になります。
YouGlishで適当に見つけたものなので真偽は不明ですが、何かを録音している場面だと思います。。。
addは「加える」add A to Bで「AをBに加える」という意味になります。
ここでは「しゃべる雑音が録音に入ってしまうことは絶対にしたく無い。」と言っています。
とても大事な録音をしている最中なのかもしれませんね。。。
まとめ
いかがだったでしょうか。
英語にはそのまま訳すと全然意味が違ってきてしまう、気をつけなくてはいけないフレーズがたくさんあります。
今回のような言い回しやイディオムは結構重要なので、海外旅行や英会話をやっている人はとくにこの辺を勉強すると良いと思います。
逆に言えば会話で便利なフレーズが多いので、イディオムなどは覚えておくと良いでしょう。
それでは今日はこの辺で。