difficultとhardの違い 学校で学ばない英語

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difficultとhardの違い 学校で学ばない英語

こんにちは。燻し英語です。

突然ですが、英語を勉強していると気づくことがあります。それは中学校や高校で習わない事がたくさんある、という事。

ところで僕は塾で英語を教えているのですが、生徒から先日「difficultとhardってどう違うの?」と質問を受けました。確かに高校でそういったニュアンスの違いを教えてくれる事ってあんまりないんですよね。

なので今日はdifficultとhardのニュアンスの違いを説明していきたいと思います。

前回の記事 クイーンズギャンビットで英語を勉強しようはこちらから

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difficultの定義と使いかた

インターネットのケンブリッジ英語辞典で意義を調べてみました。

・needing skill or effort:努力や高度なスキルを要する

・not friendly, easy to deal with, or behaving well:気難しい、扱いづらい

2つの定義は共通して難しいというニュアンスを含んでいるのがわかりますか?

そして例文は

It will be very difficult to prove that they are guilty.

彼らを有罪と証明するのはかなり難しいだろう。

この場合は有罪を証明するのにかなりの労力を必要とするので困難である、というニュアンスが含まれているのです。

hardの定義と使い方

対してhardの定義をみていきましょう

・not easy to bend, cut, or break:曲げづらい、切りづらい、壊しづらい

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・difficult to understand, do, experience, or deal with:理解しづらい、やりづらい、扱いづらい

・needing or using a lot of physical or mental effort:身体的、もしくは心身的な労力を要する

一番上は「硬い」というときのhardです。

また、2つ目では定義にすでにdifficultが盛り込まれていますよね。

この2つのポイントが重要になってきます。

例文は

It’s hard to say which of them is lying.

どちらが嘘をついているか言い当てるのは難しい。

It was hard work on the farm but satisfying.

農場で働くのは骨が折れるが楽しい。

一見何が違うの?って感じますよね。。。。

difficultとhardを使い分ける!

それでは解決編といきましょう。

difficultの方には共通して難しいというニュアンスだけを含むのに対し、hardは「硬い、堅い、曲げづらい」などのニュアンスを含んでいましたよね。つまりhardの「難しい」にはそれらの意味が含まれ、そこから派生した、「物理的な難しさ」の意味合いが強いのです。

difficultは意義の通り、「高度な技術、スキルを要する」の使い方でしたよね。hardの二つ目の例文にはdifficult to do, understandというように、difficultにto doの不定詞がついて「〜をするのに高度な技術、スキルを要する」というように解釈する事ができます。つまり、2つの「難しい」をこうまとめる事ができます。

difficult=高度な技術を必要とする、漠然とした難しさ

hard=物理的な行動に写した時に高度な技術を要する為に、骨が折れる、かなりの労力を必要とする

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例えば、「仕事がいつ終わるの?」と聞かれた時に、「(いつ終わるか)正確な時間を言うのは難しいな。」と答えるときは、

difficultの場合→It’s difficult to be certain.

直訳で「それを確定させるのは難しい」となります。漠然とした難しさを言っているので、形容詞のcertainが使われています。

hardの場合→It’s hard to say.

直訳で「確定した時間を言うのは難しい」となります。「言う」=sayの物理的な行動を伴っている為にhardの方を使っています。

また、一番最初に紹介したdifficultの例文をhardに代えた場合、

It will be very hard to prove that they are guilty.

彼らを有罪と証明するのにはかなりの労力と時間を必要とする為に大変になるだろう。

difficultの時と比べ、「物理的に難しい」と言うニュアンスになっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

hardとdifficultの違いはdifficultだったでしょう?

この2つを使い分けて使うのはhardになるかもしれませんが、

基本的に物理的な難しさか、漠然とした難しさかというイメージをまず持ってみてください。

hardは「堅い、硬い、曲げにくい、壊れにくい」という意味を持っていることもポイントです。

英文で見かけたら注意してみてみてください。

それでは今日はこの辺で。

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また明日の記事でお会いしましょう!

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