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ゲームオブスローンズから英語を学ぶ 燻し侍式英語学習法#4
ゲームオブスローンズは英語学習に向いていない、と言う人が結構います。会話スピードが結構早く、固有名詞ばかりでかつ英語の鉛が強いからです。確かにそれらは事実ですが、向いていないなんてことはありません。むしろ特徴的で洗練されたアクセントはとても興味深いですし、キャラクターごとに異なるアクセントを聞くと個性があって面白いですよ。
ゲームオブスローンズ知らない方向けに少し説明を置いておきます。ゲームオブスローンズとはこんなお話。
ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたHBOのテレビドラマシリーズ。中世ヨーロッパに類似するがドラゴンや魔法が存在する架空の世界において、多くの登場人物が入り乱れる群像劇である。
wikipedia
ドラゴン、魔法、ゾンビ、王たちの戦いといった、これぞファンタジー!と言える作品です。
シーズン8で完結しました。一話あたり大体50分くらいなので結構長いですが、全く飽きません。というのも全てのエピソードにおいて圧倒的映像美。なんと一話につき製作費が1000万ドルだそうです。日本円だと10億円くらいってことですよね。やばすぎませんか普通に笑

中世のイギリスをイメージしていることや、俳優さんはほとんどが英国出身、スコットランド、アイルランド出身なために英語の発音はかなりクセがあると感じるかもしれません。
彼らのアクセントにも注目して見るととても面白いと思います!
HuluとAmazonプライムビデオで視聴することができますが、Amazonプライムビデオの方は字幕の切り替えが出来ないので、英語学習者にはHuluで視聴することをお勧めします。
主人公?ジョン・スノウのノースアクセント
ゲームオブスローンズには決まった主人公は居ませんが、中心人物としてジョン・スノウが一番登場しているので、自分の中ではジョン・スノウが主人公だと思っています。
Winter is coming.
これはゲームオブスローンズで一番有名なセリフ。冬来たるという文字通りの意味なのですが、ジョン・スノウ含む何人かのキャラクターがこのセリフを言うときが興味深いのです。
まず、Winterの最後のrとisのiが繋がって”ウィンタリズ”と発音している点です。
2つ目は、comingのoの部分。oの部分は発音記号では ʌ́ となりますが、ジョンたちノースアクセントで喋っている人たちは”お”に近い音で発音しています。興味深いですね。

英語版しかありませんが解説している動画がこちら。
このアクセント習得したらモテそうですよね。
今日の1日1個英語フレーズ
There is only one god and his name is Death, and there is only one thing we say to Death, Not today.
常に身の回りには、死という名の絶対的な神が存在する。だが一言だけ奴に言うことがある。「それは今日じゃない。」
つまり日常とは死と隣り合わせだけど、死ぬのは今日じゃないってことです。かっこいい言い回しですよね。ポイントはDeathの頭を大文字にして固有名詞にしているので、普通に名詞として使うよりも強調されて聞こえます。
まとめ
今日はここまで。
どうでしょう。ゲームオブスローンズまだみてない人はチェックしてみてください。
また次回のレッスンでお会いしましょう。

ちなみに僕の一押しはスタニスバラシオンさん。